ぼくらのうみ

 

私は、海の側で生まれ育ちました。

夕日が沈む大きな海があって

真っ赤に染まる大きな空があって

遠くに佐渡島が見えたり霞んだりして

夏の暑い日も

冬の荒れた日も

海がいつも側にありました。

決して水が特別綺麗な海ではなかったのだけれど

海水浴はもちろん

早朝お散歩をしたり

ランニングやサイクリングをしたり

気分が優れない時

真冬の荒々しい波をひたすら眺めていたり

そんなふうにして、海と育ちました。

決して特別な存在ではなく

けれど、とても

かけがえの無いものでした。

 

上京してきて

初めて房総の海で泳いだ時は

その穏やかで

ただただ、だだっ広い海原に

 

「これが太平洋かーっ!」

 

と、感慨に耽ったものです。笑

私の知っている海(日本海)とは、

まるで違ったものでしたから!

 

この国は

こんなに小さな国なのに

いろいろなところに

それぞれな海があって

 とても愉快ですよね。^^

 

そして、なんと

海は広くて大きいとは限らない!

今日出会った景色も

とても不思議な風景でした。

 

上の写真は

故郷・新潟の海

下の写真は

東京湾に浮かぶ小さな無人島

 猿島の海水浴場です。

 

この違和感、わかるかしら?

 

月と星

 

月明かり

星明かり

 好きなので、

できることならば

満天の星空を従える

というものを

みてみたいのですが

これはほぼ

 ないものねだり。

 

 かしら?

 

 

神の降り立つ地

 

先日、

ふと思い立って

上高地に行ってきました。

 

以前、お隣の乗鞍高原に

少々お世話になっていた時期がありましたので

わりと身近な印象ではあるのですが

関東に住んでいるとやはり

 足が遠のいてしまいます。

前回訪れたのは真冬でしたので

 緑の季節に来たのは実に数年ぶり。

 

雪のような真っ白な朝靄

噎せ返るような緑

透きとおった碧色の水

山の神にお願いし

この場に身を置かせてもらっていることに感謝して

たっぷり充電させていただきました♩

 

そうこうしているうちに

おさるさん家族に遭遇。

しかも、多数。

(笑) 

丁度あさごはんの時間にお邪魔してしまったのか

親子のニホンザルさんが

あちらこちらでのんびりお食事しておりました。

それにしても

人に怯えない実にマイペースな姿。

そうよね

 元々ここはあなた達の生活圏だもの。

人を襲うことも媚を売ることもなく

堂々とした暮らしっぷりを見せていただきました。

 しかし警戒心が無さ過ぎるのもどうかと。(苦笑)

 

警戒心が無いで思い出した話。

この近辺の高山に生息する

 特別天然記念物の雷鳥さん。

昔から山岳信仰の強い日本では

神の使者とされ大切にされてきた鳥だそうですが

それゆえ

 人を恐れないのだそう。

文明の発達と共に

環境破壊やヒトによる病原菌の持ち込みなどから

生息地を追われ

個体数は減少しているのに

登山中に

岩陰からひょっこり顔を出すこともしばしばだそうです。

もし出合っても追いかけたりせずに

 そっとしておいてあげてくださいね。

 

山に入っていると

サルやカモシカはもちろんのこと

熊を見かけることもあります。

本来、皆

 争いはしたくないもの。

 動物だって同じ。

 見て見ぬ振りをするのが一番です。

......と言いつつ

 すかさずカメラを構えてしまう私です。^^;

 驚かせてごめんなさいね。

 

ところで、

上高地は好きなのですが

おそらく一番有名であろう

「かっぱ橋」

  は、実はあまり好きじゃないんです。(笑)

なんていうか

 ヒトのにおいが強すぎるのですよね......。

ビジュアル的にはとても絵になる場所なのでしょうが。

観光バスで乗り付けて

この橋だけを観て帰られるツアーもあるみたいです。

ハイヒールの方もちらほらいらっしゃいましたが

でもせっかく上高地まで来られましたのなら

登山をしろとまでは言いませんので

せめて運動靴で

 是非、自然の中を歩き回ってみてください。^^

 

今回初めて

都内からの深夜高速バスを利用しました。

長時間のバス移動はかなり辛いですが

早朝のいい〜時間に到着するので

写真をする人や

時間を有効に使いたい方にはオススメです。

まさか関東から日帰りで上高地をお散歩出来る日が来ようとは!