ぼくらのうみ

 

私は、海の側で生まれ育ちました。

夕日が沈む大きな海があって

真っ赤に染まる大きな空があって

遠くに佐渡島が見えたり霞んだりして

夏の暑い日も

冬の荒れた日も

海がいつも側にありました。

決して水が特別綺麗な海ではなかったのだけれど

海水浴はもちろん

早朝お散歩をしたり

ランニングやサイクリングをしたり

気分が優れない時

真冬の荒々しい波をひたすら眺めていたり

そんなふうにして、海と育ちました。

決して特別な存在ではなく

けれど、とても

かけがえの無いものでした。

 

上京してきて

初めて房総の海で泳いだ時は

その穏やかで

ただただ、だだっ広い海原に

 

「これが太平洋かーっ!」

 

と、感慨に耽ったものです。笑

私の知っている海(日本海)とは、

まるで違ったものでしたから!

 

この国は

こんなに小さな国なのに

いろいろなところに

それぞれな海があって

 とても愉快ですよね。^^

 

そして、なんと

海は広くて大きいとは限らない!

今日出会った景色も

とても不思議な風景でした。

 

上の写真は

故郷・新潟の海

下の写真は

東京湾に浮かぶ小さな無人島

 猿島の海水浴場です。

 

この違和感、わかるかしら?