白い世界



異世界へ来てから

 早数ヶ月が過ぎました。

日々様々な自然劇場を目の当たりにし

贅沢な思いと同時に癒されもしつつ

ニンゲンとは、この自然ありきだなぁ

などと

 大きなことをふと考えたりもしています。笑


この頃、暖かい日が続いたせいで

 目前のただただ無限に真っ白だった雪原は、

 ここへきて山肌があちらこちらに顔を出してきました。


「春の足音」というものを

こんなにも身近に確かに聴き実感したのは

 久しぶりのような気がします。


雪がとけたら何になる?


という咄嗟の質問に


 皆さんならどう答えるでしょうか?


冬が好きな私は

もう少しゆっくりでもいいのになぁ

 と、よく思います。


 春になるのは。