テツコさんがゆく



暖かい日が続き

春の花が一気に


わーーーーーーーーーーー!


と咲き始めた、と思ったら

一転真冬の気温となり

 雪もチラついた先週。


今春久しぶりに買っていた、

おなじみ「青春18きっぷ」を使って

群馬県の桐生まで鈍行でガタンゴトンと揺られ

そこからなんとなく

 わたらせ渓谷鐵道に乗りました。

(わ鐵自体は18きっぷは使えません)


わたくし

写真をするからといって、撮り鉄かとおもいきや

実は電車に関しては、ほぼ、乗り鉄です。

ただただ乗って揺られて

ぼんやり車窓を眺めていることが楽しいので

列車自体を構図に入れてウンタラカンタラ〜

というのはあまりしません。


電車に乗ること

花と風景の写真を撮ること

   廃墟や古い町並みを眺めること ←!

 まったく別々の目的でして、

幸運にもその全てを満たしてくれるのが

 わたらせ渓谷鐵道だったわけです。

今回はそこに

思いがけず雪景色までついてきて

なんともおなかいっぱい♩

(そして寒い......)


旅をしていて楽しいのが

ひとりでぶらぶらしていると必ず

 乗客や町のひとが声をかけてくださることです。

 

足尾の町では

だーれもいない古い通りを

雪の中テクテクぶらぶら歩いていると

「あれまぁ、なにもこんな日に来なんでもええのにぃー

 ようこそおいでなすったなぁ!きぃつけてなぁ!」

と、家から出てきたおばあちゃんからお声をいただき

途中入った食堂では

桃の花を見に来たという年配のご夫婦と談笑

列車内では

同じく観光で来たというおじさまグループから

 里芋の煮付けをお裾分けいただき(笑)

名所の駅では

同じくカメラをもったたくさんのテツさんの

 お仲間に入れていただき一緒に撮影(めずらしい!)

他にも

すれ違う町の人は皆さん親切で

 すれ違う鹿さんやお猿さんも皆さん大人しく(笑)

人の優しさに触れ

自然の美しさに触れ

時の儚さに触れた

 楽しい散歩でした!


実は沿線で寄り道したいところが

まだたくさんあったので

今度は暖かい晴れの日に

来たいと思います(^^)